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今回のリノベテーマは、無垢床(風)の施工です!
とは言っても、無垢床を張ることはしません!張らずに無垢(風)のフローリングを手に入れちゃおうというのが今回の趣旨です。

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無垢床を張らずに無垢床(風)を手に入れる!!

無垢材のフローリングはセルフリノベーションの醍醐味ですよね~。それだけで、部屋の雰囲気が一気に変わりますから。

でも、無垢の床材は、結構良い値段するので、なかなか手を出しにくいのも心情。

なんとかして、安く手に入らないかと、2×4材で仕上げることも考えたのですが、結局、金額の割に手間がかかっちゃう。それなら、ちょっと値が張ってもアドヴァンダイレクトとかで安いサネ付きの床材を買った方が良いかな~と思案していました。

さて、今回のリノベ前の床は、至って普通の茶色くてテカテカしているフローリング。ふとそんな床に目をやったある時に、一つの天啓が降りてきました。

「これ、表面のテカテカを削ったら、無垢床になるんじゃないの??」

アイディアはすぐに行動して検証!ということで、早速試してみることにしました。

フローリングを削るとどうなるのか?

至って普通のフローリングといっても、無垢の木材に、ステインやニスを塗って、茶色で光沢のあるテカテカのフローリングに仕上がっているはず。

ならば、その表面にコーティングされた塗料を削り取ってしまえば、無垢材に復活するんじゃないか?!というのが、今回の発想でした。

この時点で、無垢=無塗装の勘違いをしていました(笑)無垢床は合板でない、単一の木材で出来た床材のことを言います。
ちなみに、この家はちゃっかり合板フローリングでした!!なので、削ったところで無垢材にはなり得ません(^^;)が、結果、良い感じに無垢床の風合いに仕上がったので、結果オーライということで、以下、無垢床風床への道のりをご覧ください!

まずは、Before写真から!

リビング

リビング+和室

こんな感じの、いわゆる普通のフローリングです。(分譲賃貸なので、それでもちゃんとしたフローリングですね。)

そしたら早速、削ってみよう!ということで、ディスクグラインダー君の登場です!

私たちは、格安グラインダーで評判の「リョービ ジスクグラインダ MG-11」にホームセンターで買った100番の木材研磨用のディスクを付けて使いました。(実際に使ったものとは違いますが、ヤナセ 木工TOPディスク A#100辺りで良いんじゃないかと思います。)

まずは、端の方で試し削り!
…と、ここでその試した時の写真をお見せしたいところですが、想像以上に良い感じになったので、勢い余ってそのままどんどん削っていっちゃいました(笑)

ちょっと、ほこっていますが、茶色い部分が元々の状態で、白っぽい部分が削った後の部分です。
ちなみに、削ってくれているのは、この日手伝いに来てくれたmasako嬢☆

この場所を引いて見てみると

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寄って見てみると

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こんな感じです。
何だか良さそうな気がしてきませんか?!

ディスクグラインダーでガンガン削る

上がったテンションを保ちつつ、どんどん削り進めていきました。しかし、グラインダーだと削れる幅が1~2cm程度なので、ものすごく根気のいる作業になります。。近所のコーナンでディスクグラインダーを1台レンタルして2台体制で進めていきましたが、それでもとにかく時間がかかる!

この日は、作業終了の時間がやってきたので一旦ここで終了。

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中央右寄りにある長い板は、この記事で抜いた時の天井材。

とにかく、削った時の粉塵がものすごいことになるので、削った後はこまめに掃除機をかけましょう。
※家庭用掃除機を使う時の注意点については、こちらの記事へ。

夜が明けたら作業を再開!

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残りちょっと!最後も気を抜かずに丁寧に削っていきます!

そういえば、この写真を見て思い出しましたが、養生は可能な限りした方が良いです!あと、眼鏡(できればゴーグル)とマスクも必須です。
ほんのちょっとの隙間からでもホコリが流れていって、とにかくそこらじゅうに積もるので(壁にもべっとりつきます(笑))、時間を取られすぎ無い範囲で大事なところを守りましょう。

オイルステインで塗る

ようやく削り終わった!!
後は、掃除機をかけて、雑巾で何度か水拭きして、入念にホコリを取り除いていきます。このホコリ、結構しつこいです。

何だかんだで日が暮れてしまいました。

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ここまで本当にホコリまみれだったので、綺麗になったら、ついつい寝ころびたくなったので寝てみました(笑)

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ちなみに、これは私の嫁さんです(笑)
手触り(肌触り?)はスベスベでめっちゃ気持ち良い~!これまでのホコリでザラザラ生活がウソのようです☆

ホコリが取れたら塗り作業に入ります。

私たちは和信ペイントの水性オイルステイン オークを使いました。ほんのりと色づけしたかったので、水3対ステイン1くらいの比率で薄めて塗っていきました。

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スイ~スイ~と塗っていきます。これまでの作業の大変さに比べたら、圧倒的にラクです。それに、楽しい!

ちなみに、上の写真は照明が反射して光っていますが、ニスではないので、乾くとツヤのないマットな色合いになります。

塗る前はこんな感じだったのが、
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塗った直後はこんな感じ。

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塗った後すぐは色が濃いですが、乾くと結構薄くなります。

この後、窓全開&扇風機を1台回して5時間くらい放置して乾かしました。(本当は24時間くらい置いた方が良いのかもしれませんが、、、)
そうして乾かした後の写真がこちら。

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せっかくなのでルームシューズを置いてみました。

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良い感じにラグと椅子を置いてみると。

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完全に乾くと、色は全体的にもうちょっと薄いかな~という感じですが、色合いも雰囲気も、こんな感じになりました☆

床を張るという以外の選択肢

uchi.co 0(ゼロ)は、場作りの練習ということで、とりあえず何でもやってみようというスタンスで臨んでいます。

今回の床を削ってみるというのは、特に事例もなく、ある意味実験的にやってみたことでしたが、結果、満足のいく出来に仕上げることが出来ました。

確かに、素人のアイディアでやったものなので、削りムラがでたり、削りすぎて床材の一つ下が層見えてしまったりと(合板なので、削りすぎると下の層が露出します(笑))、綺麗に作るのは難しいですが、逆にそれが味になって空間を演出してくれたりします。
事実、この削りムラはとても評判で、この家で一番注目度が高いです(笑)色んな人からどうやってやったの?とか、何材使ってるの?とか良く聞かれます^^

こうやって、ちょっと工夫するだけで、素人の考えでも良い味のものを作れるのだなぁと、いい経験になりました。常識に捉われないって大事ですね☆

床の材質によっては、この家のように行くかは分かりませんが、DIYで床を変えたいと思っている方は、ぜひ選択肢として参考にしてもらえればと思います!

さて、せっかくなのでお布団を敷いてみたら、なんだか工事中のオシャレなホテルみたいになったので(笑)この日は、近くの銭湯に行ってホコリを洗い落として、気持ちよく眠りにつきました☆

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■今回使用した工具や塗料など

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※ リョービのMG-11は廃番になったようで、後継品はRYOBI MG-12  ジスクグラインダだそうです。

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9 コメント

  1. この度、参考にさせていただき、同じようにディスクグラインダーで床を削っているのですが
    角っこは何で削ればいいのでしょうか?
    アドバイスいただけると嬉しいです。

    1. コメントありがとうございます^^

      私たちは、電動ドリルの先に回転ヤスリをつけて削りました!
      このようなものです。

      ただ、正直なところ、あまり角の角まで削ろうとすると大変なので、私たちは角っこの細かい部分は見ないことにしました(^_^;)
      それでも、何とかギリギリまで削りたいときは、下の様な回転ヤスリを使うと良いと思います!

      いかがでしょうか?
      ご参考になれば嬉しいです!^^

  2. はじめまして!
    DIY初心者ですが、根性だけはあるので、この方法にチャレンジしてみたいと思っています。

    その後の、床の状況やお手入れ方法なとあれば教えてください!

    1. コメントありがとうございます!
      その後、2年程経過しましたが、床の状況は良好ですよ^^
      私たちの場合は、無垢っぽさを出したくて表面のコーティングを削ったままワックスなども塗らなかったので、色素の強い飲み物などをこぼした場合はどうしても跡が残りやすいなぁというイメージです(^^;)
      でも、すぐに水拭き→硬めに絞った雑巾で再度水拭きなどしていれば、シミにはならずに済みますよ◎

      メンテナンスについては、定期的に蜜蝋ワックスや亜麻仁油などを薄く塗ってあげれば良いと思います。普通のワックスでも良いですが、あまりツヤの強いものだと雰囲気が台無しになるので、マットな質感のワックスがおススメです!

      参考になれば嬉しいです!

      1. 早速のご返信ありがとうございます!!
        今回は、フローリングを張り替える勇気がなかったので、この手法で行きたいと思います!
        二年たっても、剥がれ、浮きなど問題ないようでしたら、チャレンジしてみる価値ありですね!

  3. こちらの記事を参考にさせていただき、ダメ元で(最悪貼り替えるつもりで)チャレンジしてみました。
    気を抜くと削り過ぎて下地がでてきちゃうムラが結構出ますね(;´д`) ようやく慣れてきて丁寧にやるとなかなかいい感じに。

    わたしの場合、ツルツルピカピカのブラウンがイヤでトライしたのですが、ほどよくこなれたアッシュ系になってくれそうでよかったです。仕上げはオスモカラーのホワイトにしようかと。

    しかし思っていた以上に根気のいる作業ですね。。粉塵対策も大変(笑い)。めげずに頑張ってみます。ありがとうございました!

    1. コメントありがとうございます!!

      粉塵スゴいっすよね(笑)

      下地むき出しのムラも後で味になりますよ〜!
      「このムラが良い!!」って言ってくれる人がたくさんいました(^^)

      オスモカラー良いっすよね〜!
      仕上がったらぜひご連絡くださいー!
      応援してます!

  4. 記事を参考にやってみたいです。94平米は何日かかるかな。

    1. アズさん

      コメントありがとうございます!
      フローリングの面積で94平米ですか?!それはかなり大変な作業になりそうですね…(^^;)

      この記事の場合、写真にアップしていない箇所も含めて22平米くらいで丸2日(塗装も入れると約3日)だったので、94平米だと10日~2週間はかかりそうですね。
      ディスクグラインダーだと削れる範囲がかなり狭いのと、粉塵がとんでもなく出るのでかなりの覚悟が必要ですね(^^;)

      もしチャレンジされたらぜひ教えてください!

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